はじめに 〜PAINLOTのパン屋の思い出話〜
関西・東海・関東などでパンに関するイベント(パン屋さん巡りのガイド、食パンやシュトレンを深掘りする企画)を開催しているPAINLOTの山田です。グロワールさんとは2014年くらいに知り合いまして、一緒にイベントを開催したりする仲です。このサイト内ではパンラボ池田浩明さん「中くらいのお世話」、グロワールの女将さん「グロワール通への道」のコラムがあって(その2つは一時停止しておりますが…)、読み物として大変面白いです。その3番手ということで、これまでに行ったことのあるパン屋さんを画像と共に紹介したいと思います。そんなことがパン屋さんのサイトで許されることなのか、失礼に当たらないか、不安もありますが、グロワールさんはきっと面白がって読んでくれることでしょう! 皆様も柔らかな眼差しで見守って頂けたらなと思います。それではどうぞ。
【2斤目】ブーランジェリー・ミケ(島根県出雲市)[2022/9/30]
自転車メーカーのtokyobike主催「トーキョーバイクで行く秋の出雲でパンライド」でガイドをしたときに立ち寄りました。2016年10月1日と2日に開催し、松江から出発し、貸し切りの一畑電車に自転車ごと乗り込み、出雲大社前で降りて、出雲市駅までサイクリングして、電車で松江市内に戻るというコースでした。心地よい秋の季節を感じることができて、宍道湖夕日スポットからの眺めは美しかったことを覚えています。
ブーランジェリー・ミケさんは出雲大社前駅すぐにあります。天然酵母、国産の小麦、地場野菜などを使い、主にフランスパン系を焼き上げています。出雲産の小麦も使っていて、これは珍しいのではないかと思います。
自家製ビス生地のメロンパン、コーヒー風味のほろ苦さのある大人のメロンパン、トルコ産ホワイトフィグ使用のくるみイチジク、レモンブルーベリー、美ら海の塩と岩塩のクレッセント(塩パン)、ノア・レザン、ノア・ゴーダー、クァトロフォルマッジョ、国産オーガニック小麦のバタール、バジルチーズ、大山ポークとペッパー、奥出雲チーズとオリーブのパン(木次乳業のプロボローネチーズ使用)、パン・オ・ショコラ、ショコラ・ショコラ、出雲産紅はるかを粗糖で甘露煮にした「やみつきおさつ」など、工夫や地元愛のあるパンがたくさんでした。
出雲の美味しいものもパンの中にギュッと詰まっているので、観光で行った際にはぜひよってみてください。
【1斤目】ヨシタベーカリー(石川県小松市)[2022/9/10]
金沢在住のパン好き友人と2017年12月10日に訪問。「ヨシダベーカリー」ではなく「ヨシタベーカリー(YOSHITA BAKERY)」。店名は正確に覚えておいたほうがいいかも。木々や植物に溶け込んだ建物の佇まいがとても素敵で、所々に生い茂ったツタからは独特の雰囲気というか、古き良き時代の小説に出てくるような、そんな感覚を受けました。
「全粒粉パンで自家製カレーパン」「天然酵母パンのきなこあんバターサンド」「オレンジとクルミ レーズンが入ったイチジクパン」「洋酒漬けワイルドブルーベリーとクルミ たっぷりクリームチーズの天然酵母パン」「ゲランドの塩とローズマリーが香る ジャガイモと全粒粉のフォカッチャ」「たっぷりチョコとクルミのザクザククリスピーパン」など、ハード系や小麦の味わいを活かしたパンが多かったです。パンの名前も分かりやすいですし、全部食べたくなりますね。
中でも度肝を抜かれたのが「ライ麦パン」。これまでにたくさんのパンを見てきましたが、芸術作品というか、造形が美しい…。あまりにも深すぎるクープ(切れ込み)、外側は超カチカチのコチコチで、まるでネジのような。パン切り包丁でのカットは難しいですが、中は意外としっとりしていて、オープンサンドにはもってこい。日持ちも良いですし、寒い地域では重宝するんだろうなと思いました。
店内に置かれていたポストカードも頂き、パンと一緒に撮影。海も近いので、次回はパンを買ってから、海辺で食べてみようかな。